箱木千年家
神戸市北区山田町衝原字道南1-4
六甲山の北側に広がる丘陵地帯に建つ、
「まんが日本昔ばなし」にでてきそうな家。
当時、農作業しやすいようにつくられた建物のつくり。
正確ではないが、建てられた時代は室町時代まではさかのぼるそう。
土壁仕上げの壁。
建物は人の背よりも低くなった深い庇のある、茅葺き屋根に守られている。
土間空間。内部はかなり暗いです。
地面にバウンドした光がほんのり内部を照らします。
天井表しで、構造がそのまま見えていて迫力あります。
材料の大きさや形は均一ではなく、荒っぽい手仕事が暖かい表情をつくっていた。
住みたいとは思わないが、今にはない、昔ばなしのような暖かい雰囲気がある。
長い歴史を生きてきた建物には新品にはない、深い味があった。